人と組織を元気にする
「場づくり」で
オフィスを活性化
毎日がワクワクするような、楽しい Wix 東京オフィスを作ることを目標に掲げるのは、ワークプレイス & 従業員体験マネージャーの石谷さん。一見シンプルな言葉ですが、その想いの裏には、過去の経験から生まれた「ある使命感」がありました。Wix 東京オフィスでのエピソードを交えながら、そのお話をたっぷりと伺います。
Wix 社員インタビュー
2025年1月31日

「働きやすさ」を支える
幅広い業務
— 石谷さんはオフィスマネージャーとして入社されましたが、現在の職種名は「ワークプレイス & 従業員体験マネージャー」。具体的には、“Employee Experience(従業員体験)” を向上していく業務を担当されていると伺いました。
私の業務は、日本企業でいう「総務」に相当する領域にとどまらず、東京オフィスの社員が快適に働き、成長できる環境や仕組みづくりを包括的に担うような仕事です。
例えば、入社当初のオフィスマネージャー時代には、就業規則や福利厚生の調整、ハローワーク対応や法定書類の管理など、会社の基盤づくりに貢献してきました。ただし、「働きやすさ」を実現するためには、こうした定型の業務だけでは十分ではないことに気づきました。時には自らアイデアを提案し、新入社員向けオンボーディングプログラムや、チーム間のコミュニケーションを活性化するイベントの企画などをしてきました。Wix では、「やりたいことがあれば積極的に手を挙げ、実行する」という文化として根付いており、私の提案も採用され、実施された経験があります。
そうした取り組みを続ける中で、Employee Experience(従業員体験)の向上まで私の担当領域を広げてみてはどうかという話をいただき、人事分野にも深く関わるようになりました。最近では “Employee Lifecycle(従業員ライフサイクル、在籍期間を一貫したプロセス)” という考え方を軸に、採用~入社後の研修期間~スキル開発~Wix での活躍~退職 まで、一連のプロセスをどのようにサポートすれば社員の満足度やパフォーマンスが高まるかを考え、様々なアイデアを実行するような仕事をしています。
— 「オフィスマネージャー」の枠に留まらず、積極的に活動の幅を広げてこられたのですね。なにかエピソードがあれば教えていただけますか。
例えば、約1年前に東京オフィスを増床した時があったのですが、このタイミングで高さ調整が可能なスタンディングデスクを導入することを決めました。これは、社員へのヒアリングやブレインストーミングを通じて、職場環境の具体的な改善点を探る中で生まれたアイデアです。実際に導入したところ、「姿勢が良くなった」「集中力が上がった」など、多くの社員から好評でした。
また、Wix東京オフィスの5周年を迎える際には、「何か楽しいイベントをやりたい」と思い立ち、リクエストしてパーティーを企画したこともあります。
単なるお祝いにとどまらず、グローバルチームと連携しつつ「これから東京オフィスがどんな未来を描いていくのか」というメッセージを盛り込んだり、参加者が一体感を感じられる演出を取り入れたりといった工夫を凝らしました。最初は小さなお祝い程度だったアイデアを「どうせやるなら楽しく!」と形にしていくうちに、大規模なイベントになりました。結果、多くのメンバーが参加し、オフィス全体の士気はぐんと高まりました。

社員を活かす環境づくりに、
やりがいを感じて
— 精力的にワークプレイス & 従業員体験マネージャーとして活躍する石谷さんには、職場づくりに注力するようになった、あるきっかけがあったと伺いました。
実は私、もともとは広告代理店や編集業界で長く働き、クリエイティブ制作や営業、ディレクションなどを手がけていました。しかし、その中で何度も目の当たりにしたのが、組織内のコミュニケーションがうまくいかず、社員が本来の力を発揮できない状況でした。
優れた能力を持つ人材が集まっていても、オフィス環境や会社の文化が原因で、その力を十分に発揮できない状況は、もったいないですよね。そうした経験を重ねるうちに、人と人とのつながりを円滑にし、良好なオフィス文化を育むことで、組織全体のパフォーマンス向上に貢献できないかと考えるようになりました。社員一人ひとりが健康的で楽しく働ける環境を整え、いきいきと活躍する姿を見ることが、私にとって大きなやりがいになると感じるようになったのです。
— 素敵な考え方ですね。そのうえで、石谷さんが Wix で働くことを決めた際には、どのような魅力を感じていたのでしょうか。
私がWixの求人を知った当時、日本オフィスは設立からわずか 3 年ほどでした。最初の接点はカントリーマネージャーとのカジュアルな面談でしたが、その際に言われた「これから一緒にオフィスを成長させていく仲間になってほしい」という力強い言葉が、特に印象に残っています。
このポジションに求められる役割は、単に備品を揃えたり、労務システムを整備することにとどまりません。企業文化といったソフト面も含め、オフィスの在り方そのものを共に創り上げていくことが求められる。
— Wix 東京オフィスに、大きな成長の可能性を感じたということですね。
この会社では、与えられた業務をこなすだけでなく、自らオフィスのどこを改善できるかを発案し、実行できる裁量が与えられます。Wix なら、まさに私が理想としていた「社員が生き生きと働ける環境づくり」や「組織内のコミュニケーション活性化」を最大限に実現できると感じました。さらに、会社の成長とともに自分自身も成長できるのではないかという期待感もあり、オフィスマネージャーのポジションに飛び込むことを決意しました。


“Fun” を体現する
オフィスカルチャー
— Wix には The Wix Way というコアバリューがあります。石谷さんが特に好きなものはありますか。
私が好きなものをひとつ選ぶなら、 “楽しむ (Fun)” でしょうか。会社を「楽しい場所」にするのが私の仕事でもありますからね。仕事に限らず楽しくなければ何事も続かないですし、無理に続けてもいいパフォーマンスは出ないと思います。私自身が “Fun” のマインドを忘れずにいれば、同僚にもそのエネルギーが伝わり、みんなが生き生き働ける空気を作れると信じています。
Wix には「仕事だけでなく、人生そのものを楽しもう」という文化が根付いていると感じます。会社生活にとどまらず、趣味を極めている人や、副業に挑戦している人も多くいます。オフィスでの会話も、いつの間にか仕事の話だけでなく、さまざまな話題で盛り上がることがよくあります。仕事を楽しむことはもちろんですが、会社生活そのものや、同僚と過ごす時間も “Fun” になっています。そんな自由で活気ある雰囲気も、Wix の魅力のひとつだなと感じます。
楽しく成長できる環境を
一緒に作っていきたい
— ワークプレイス & 従業員体験マネージャーから見て、どのような方が Wix で活躍できると思いますか。
「これをやりたい」と思ったときに、自分を信じて行動できる人でしょうか。Wix には、そんなチャレンジを後押ししてくれる仲間がたくさんいますし、互いに楽しみながら成長していける環境があります。
私自身は、オフィスマネージャーとして Wix に飛び込んだ当初から、「社員がいきいきと働ける環境を整えたい」という想いを軸に、ファシリティ管理の枠を超えた提案や企画を積極的に進めてきました。未知の領域でもまずは調べ、周囲のメンバーと連携しながら形にしていくうちに、新たな知識やスキルが身についていったんです。結果として、Employee Experience (従業員体験)の分野にまで役割を拡大し、いまでは総務だけではなく人事面でも組織に貢献できるようになりました。
— 最後に石谷さんから、Wix で働くことに興味をお持ちの方へ、アドバイスをお願いします。
私たちは現在、急成長と大きな変化の最中にあります。したがって「与えられた仕事をこなす」だけではなく、「チームのみんなで Wix のビジネスをどう前進させていくべきか」という姿勢が欠かせません。また、変化そのものを楽しめる柔軟なマインドも大きな強みになります。
Wix 東京オフィスは大きな可能性を秘めている組織です。皆さんと一緒に、もっと “Fun” なオフィスカルチャーをつくっていきたいと思っています。