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多様なライフステージで、
皆が活躍できる環境:
澤浦国美が語る、
Wix での働き方の魅力とは

中学から大学までをノルウェーで過ごした経歴を持つ、Wix 東京オフィスの澤浦国美さん。ジェンダーギャップが世界で最も小さい国のひとつといわれる環境で育った彼女から見ても、Wix は社員の多様性を受け入れ、先進的な働き方を実現している会社だと語ります。さまざまなライフステージの社員が活躍する Wix という職場の実態はどのようなものなのでしょうか。これまでのキャリアを振り返りつつ、現在は自身も子育て中という澤浦さんに、詳しくお話を伺いました。

Wix 社員インタビュー

2024年2月13日

澤浦さんがテーブルの上で微笑むポートレート写真

ふとしたきっかけから
始まった営業職のキャリア

— まずはじめに、澤浦さんのこれまでのキャリアについて教えてください。国際的なバックグラウンドをお持ちと伺いました。

 

私は日本で生まれましたが、2歳から6歳までの間を米国オハイオ州で過ごしました。その後、小学生になって一時的に日本に戻りますが、12歳で家族と共に北欧ノルウェーへ移住します。高校卒業後は、ヨーロッパでは一般的なギャップイヤーを取り1年間韓国に留学したのちにノルウェーに戻り、理学療法士になるべく大学生活を送りました。


 

— 社会人になってからの澤浦さんの経歴を拝見すると、日本国内の IT 業界で営業職が長い印象を受けます。

 

現在は Wix でパートナーサクセスマネージャーというポジションを勤めており、ウェブサイトを制作する会社の方々の営業支援をする仕事をしているのですが、私が社会人を始めたときのことを思い出すと、IT 業界はおろか、日本で就職することすら全く考えていなかったというのが本音です。

 

もともと大学では理学療法士になることを前提に学んでおり、大学卒業後はノルウェーで仕事をする予定でした。しかしながら、やむなき家庭の事情があり、日本に戻ることになります。日本で理学療法士として働くためには、日本の国家資格が必要で学びなおす必要もあったため、全く違う業界でゼロから就職活動をすることになりました。

 

はじめに就いた仕事は、インターネットの光回線の訪問販売。これまでとは異なる世界で、テレアポなども経験しました。試行錯誤した結果、担当地域で一番の成果を出すことができました。この経験は、意外にも自分が営業に向いていることに気づくきっかけとなりました。


 

— Wix でのご転職前には、タスク管理ツールの Asana で働いていたとのことです。SaaS 業界にはどのような意向で進まれたのでしょうか。

 

直近の職歴だけを見ると、SaaS 業界への関心が特に強いように思われがちですが、実際にはソフトウェアに限った強いこだわりがあるわけではありません。営業職として「製品やサービスを推奨する際、自分自身がときめくかどうか」を重視しています。極端な話、ハードウェア製品の営業でも良いと思っています。実際に、高齢者向けの見守りデバイスや子供向けの業務DVD、そして映画の本編上映前に流れる DVD の広告商材販売など様々な製品に携わってきました。

 

しかし、長期間日本企業で働き、顧客も国内に限定されていた時期に、「自分の英語能力や多文化での経験を活かせる機会はないか」と模索し始めたことがありました。その過程で外資系 IT 企業の可能性を検討しつつ、現在のキャリアに至る転機となりました。

澤浦さんが同僚と一緒にパソコンの画面を見ている写真

女性管理職比率が多い、
ダイバーシティのある環境へ

— Wix へ転職をする際にも、同じような基準で選ばれたのでしょうか。

 

製品やサービスの魅力に加えて、働いている社員の方々のダイバーシティがあることも大きな魅力でした。Wix では、子育て中の親を含む多様な社員が活躍していることを、入社前にある記事を読んで知りました。グローバルマネージャーの女性比率は 2022年で 45%と、ジェンダーに関わらずすべての人がキャリアを築ける環境であることに勇気づけられました。面接時にお会いした別のマーケットのドットレポートライン(補助的な業務報告・および相談先)のマネージャーも子育て中の女性でした。


 

— 澤浦さんご自身も子育て中だと伺いました。実際にご入社されてからの Wix での働き方はどのように感じていらっしゃいますか。

 

働く上では、育児に対する理解が周囲から得られるかかどうかは非常に重要だと感じています。東京オフィスのメンバーにも、産休中の女性や、子育て中の女性がいるということをお聞きしました。女性の働き方について Wix では一切の不安を感じなかったことも、Wix を選んだ理由の一つです。

 

また、有給とは別に、シックリーブ(病欠が対象となる有給休暇)が年間で10日付与されることにも感謝しています。この休暇制度は、自身が体調が悪い時だけではなく、子どもが熱を出したときにも使える福利厚生となっています。社員の理解だけではなく、きちんと制度としても整備されている。子育て中の親に対して、手厚い支援を提供しているこの会社の姿勢は素晴らしいと思います。

 

日本では、出産したらキャリアがない、と思い込んでいる方もいると聞きます。正直なお話をすれば、私もかつてはそのような弱気な思いを抱いていた時期がありました。しかし、この会社では誰ひとりとしてそう思って働いている人はいないですし、子育てをしながら昇進しているケースも全く珍しくありません。

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ドリームチームと
思える同僚たちと働く

— 東京オフィスのカルチャーについて、澤浦さんからみた印象はいかがでしょうか。

 

一言で表すと、この職場は私にとっての「ドリームチーム」だと思います。これは大げさに言っているわけではなく、本当に素敵な仲間たちに囲まれていると感じています。例えば東京オフィスのグループチャットでは「最高です」とか「やりましょう!」といった形で、毎日前向きな雰囲気にあふれています。ものすごく心理的安全性が高い。これをチャットで言ったら評価が下がらないか、否定されないかという心配がない。ちょっと滑ることを言う人がいたとしても、必ずツッコミが入ります(笑)。

 

素晴らしいのは雰囲気だけでなく、仕事でも結果を出す人たちが集まっていると感じます。すべての会社がそうだとは思いませんが、外資系の日本オフィスというのは、異なる部署のメンバーの寄せ集めとなってしまうことも多く、個人事業主のような形で、独立して仕事をしてしまう傾向になりやすいと思います。しかし、Wix 東京オフィスでは、部署間の連携がものすごく綿密だと感じることがあります。


 

— なにか具体的なエピソードがあれば、教えていただけますか。

 

今年の年始に、ウェブサイトの制作会社の皆様に対し、大きな製品アップデートについての説明会を行う機会がありました。英語で実施されたイベントを参考にしながら、その内容に基づいて日本向けの動画を作成するプロジェクトです。

 

日本は年末年始ということもあり、準備期間は限られており、難しいプロジェクトだったことはわかっていました。しかし誰一人として弱気になることはなく、英語のイベントの翌日に、早速マーケティング、プロダクト、そして営業チームが集まり、各自の持っている情報を共有しました。2日後には動画の原稿が校了。動画撮影はその翌日に行われ、最終的には英語での発表からわずか1週間で、日本語による発表をすることができたのです。本社でも「この時間でこのクオリティを実現できるのは東京オフィスだけなのではないか」と評判になりました。

電話を片手にする澤浦さんのスナップショット

素敵だな、
と思える仲間とともに

— Wix では、会社のコアバリューとして The Wix Way を掲げています。澤浦さんの仕事観を踏まえた上で、共感しているものがあれば教えてください。

 

日本語に訳しにくいものなのですが、”No assholes” という The Wix Way があります。意訳すると、「嫌な奴にならない」という考え方です。先ほど、心理的安全性という言葉が出ましたが、これを実現するのは簡単ではありません。自分の部署の成功のみを追求して、他部署に負担をかけたり、面倒だと情報共有を怠る人が出てきたりして、組織全体が機能しなくなったといった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

 

Wix では、そういった行動を取る人たちは私たちの仲間ではありません、と断固とした姿勢で示しています。他人の失敗を非難したり、全体の利益よりも自身の利益を優先するような行動は控えるべきです。私たちは共に長い時間を過ごす同僚ですから、お互いに尊敬し合える、素晴らしい仲間であることを目指すべきです。

 

ジェンダーやライフステージなど、ダイバーシティを尊重し合い、リスペクトある関係を築くこと。そして、協力して成果を出す「ドリームチーム」の精神。私はこれらは、この The Wix Way に通じるものだと考えています。これからも私は社員の一人として、この素晴らしいオフィス文化を築き上げ、貢献していくつもりです。

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